テクニカル分析

為替市場での1月効果

1月効果とは1月にドル高であればその年はドル高で終わるという現象をさしている。では、そのような現象が本当に生じるのであろうか?表はドル円の推移である。図はそれをプロットしたものである。直感的に1月効果はありそうである。図の直線は右肩上がりであるので、1月の利回りが高ければ当然1年の利回りも高くなることを示している。30回中に例外が8回ある。つまり、1月効果が成り立つ確率は73%である。成り立たない年は

1975,1983,1985,1990,1992,1993,1995,1999年である。つまり90年代では半分成り立っていない。1月効果が成り立つ確率はかなり減っている。